本音は行きたくない。 いくら絵本の中とはいえ、危険だろうし、鬼は怖いものだという認識が出来上がっている潤。 「でも、叶えたい願いがあるから」 潤の沈んでいた目が、光を帯びる。 潤が何度もつぶやくこの言葉。 “叶えたい願いがあるから” 嫌いな鬼に戦いを挑みに行くほど、潤には叶えたい願いがある。