願いを叶えるためにお互いを利用したときから決まっていたんだ。 あたしは緒方に縛られる。 緒方はあたしに縛られる。 何をするにもお互いが脳内にチラついて悩むだろう。 今思えば空の思惑にまんまとはまってしまっていたのかもしれない。 目をつぶってみても思い出すのは緒方。 最悪だ。 そんなことを思っていても仕方ないから、あたしは一歩を踏み出した。