気が付いてみればそこは保健室だった。



いつもと変わらない空間。



「先生っ!」



緒方が床に倒れていた。



潤は駆け寄り、体を揺らす。


「先生!先生!」



「……っん」



よかった。



生きてはいるみたいだ。