緒方は驚いた。 潤はすべてを捨ててまで叶えたいと願っていた願いが今叶おうとしているのに、 それを辞退しようとしている。 さすがの緒方も焦る。 「でもっ!」 「偽りの家族なんかいらない」 潤の一言は緒方を黙らせるには十分すぎる威力を持っている。