葬儀などが一段落ついた頃、未完成な絵本を母は誰の目にも触れないように、しまいこんだ。 この絵本は弥太郎のためにかかれた絵本。 弥太郎がすべてを理解できる歳になったら渡そう。 そう考えていたのだ。 物語の最後はこうだった。