「この絵本は、話も全て完成しています。あとはあなた方で着色していただきたい」 空の言葉に、さっきまでの緊張したような空気はどこへやら。 いつのまにか困惑した表情になっていた。 「どういう……」 潤は、空の言葉の真理をはかりかねていた。 どうとればいいのやら……