INCOMPLETE A PICTURE BOOK




緒方に悟られてはいけない。


潤は自然にそう思った。





ガラガラ





緒方の驚いたような目と、潤の目があった。



ねぇ、何でそんなに驚くの?



何かやましいことがあるから?




潤は緒方を疑うことしかできなかった。