潤は初めて学校をサボった。 理由は、父の言葉を思い出したから。 「どういうことなんだろう」 異世界に2人で行ってはいけない。 思い出したってすでに遅い。 潤は緒方とともに空の世界に行き、すでに二回も異世界への旅をした。 もう遅いのだ。 どうしたらいいのか分からず、戸惑うばかりで、誰にも相談できなくて。 潤は緒方への不信感を拭い去れないでいた。 一度疑ったらなかなかそれは覆らない。