緊張していていつの間にか、潤は息を止めていた。 「……わたし、狼さんと仲良くなれるんですね?」 くろずきんが緒方に詰め寄った。 「ああ、そうだよ」 緒方はくろずきんの頭を撫でた。 悲しい笑顔で。 「だったら、狼さんを網から出してあげよう!」 くろずきんは率先して網を外すのを手伝った。