「入る気さらさら無い。やることあるし」 潤には叶えたい願いがある。 一生に1度しかない、青春を棒に振ってでも叶えたい願いがあるのだ。 「部活入ったって、多分うまくいかないから」 「何で?」 「友達とかめんどくさいって考えちゃうから」 もともとあまり大勢で固まることが好きではなく、一人でいるのも苦としない潤に、学校は辛いものだった。