2人が目を開けたときに広がっていたのは果てしないほど続く大きな森だった。 明るくなく、道なんかどこにあるのかわからないような、そんな森。 「あかずきん?」 「は?」 潤は森を見た瞬間に思い浮かんだ単語を口にした。