「西野君」 背後から、坂口の声。 俺はあえて後ろを振り向かなかった。 というか振り向けなかった。 プリクラ機の中でのあの会話の時の西野が可愛すぎてやべぇ訳で。 「本当に助けてくれて有難うね」 西野君いたから、今こうやって優子ちゃんや真由ちゃん達と一緒にいるわたしがいる訳だし。 本当に西野君には感謝してるよ。 それから「じゃあね」と聞こえた。 そのまま小さな可愛らしい足音がトタトタと遠ざかって、俺は後ろを振り返っていた。 ……なんだあの生物。可愛すぎるんだけど。