「お前が言うと気持ち悪いんだよ!」

「お前殺すぞ!」


まあまあ、それよりはやく戻ろうぜ、と坂口達の方を指差すタケ。
俺は咳払いをして、教室に戻った。


「あ、西野君!」

と、坂口の声、そして笑顔。
俺の心拍数が上がる。

ニヤニヤと笑う優子と真由。こいつらは後でぶっ飛ばす。

「あのね、私もこのグループに混ぜてもらうことになったから」

改めてよろしくね、とちょっと照れ気味に言う坂口に思わず可愛いなんて言いそうになって
俺はあわててタケの机に置いてある飲みかけのパック牛乳を手に取った。