「柚兄~行くね?」 真新しいお気に入りの制服に身を包み、玄関から柚兄の家の リビングに向かって呼びかける。 まあ、結城兄でもいいんだけど結城兄はきって世界三本指にはいるだろうってくらい寝起き最悪だから…。 「少し待ってろ!」 柚兄は一緒に行こうとして朝食の片付けを急ぐ。 1人暮らしは大変だなぁ…なんていつも見るたびしみじみと思う。 几帳面な柚兄は絶対汚れとか気にしちゃうんだろうし。