…あれ? 怒鳴るかと思ったのにいっこうに何も起きないこの場に顔をあげると 無表情だった。 「何も言わないし、なにもしない。からでていけ。」 低く、忌々しげにいい放った柚兄には今まで感じたことないくらい恐ろしいものを感じた。 …なんでこんなに怒ってるの? 確かに紹介のことでも結構怒っていた。 けど、今は度が違う。 嫌い…いや憎い? 空気が一変冷え冷えする。