「ぃい加減にしなさいっ!」 そして私の声が校内中に響き、動きがやっととまった。 綺麗な顔が青や赤とカラフルになってる。 そんな二人の頭を一人ずつグーで叩いた。 「あだっ!」 「ったぁ!」 あんたたちの殴りあいのがいたそうだわ、といいたいのを堪える。 「喧嘩は外でしなさいっ!」 …じゃなくて、 「そんなことで喧嘩しないでよっ!」 ふたりを上から睨み付けるけど全く効かないみたい。