玲菜と話さなくなって、もう3ヶ月が経とうとしていた。 季節も移り変わり、冷たい雪が肌を刺激する。 俺の一番苦手な季節だ。 いつも通りに部活を終えてマフラーに顔の半分を埋めながら家までの道を歩いていると、なんだか周りが賑わっている。 “クリスマス特集” そんな旗が街の至るところにあり、ケーキ屋や本屋が賑わっている。 俺にとっては宣伝どころか、かえって逆効果だ。 その文字を見るだけで嫌気がさす。 「…つまんねぇなー」 ポツリと呟いた俺の虚しい声は吐き出した白い息にかき消されていった。