君プラトニック



一緒にいても大して会話もせず、恋人らしいこともしない俺たちが、それでも一緒にいる理由を考えてみた。


もう想像できない。
俺の隣に彼女以外の誰かがいるなんて。

つまり、なんだかんだ言っても俺には彼女しかいないのだ。


そんなことを思った瞬間、彼女との今の付き合う関係を終わらせ、新しい関係を作りたいと思った。


…そんな理由じゃダメだろうか。






――彼女は

俺のことが『好き』なのか
『大好き』なのか
それとも『愛している』のか


根本的な気持ちはどれも変わらないし、彼女の口から直接聞いたこともないけれど。



とりあえず、彼女は笑ってくれたのでよしとしよう。







END