「…稚早いないと寂しいよ、俺」 何て質問してんの、あたしは。 先輩にしてやられるのは目にみえてわかってるのに。 どうしよう。 今…顔赤くなったりしてるのかな。 それを見られてるのがすごく恥ずかしくて、ちょっと俯いてカバンからチョコレートを出した。 「今日…これ作ってて遅刻しました」 「俺のためだけに?」 「…わかって聞いてますよね?」 「うん」 先輩はとっても優しく笑ってくれた。