「要は気持ちだよな、うん」 「そうだよね…って、」 声のした方に振り向くと、この場所には似合わない人。 何で… 「何で朔弥がいるの…?」 「店に入るお前が見えたから」 朔弥は笑顔で答えた。 先輩じゃなくて残念って思ったのは秘密にしとこ。 背の高い朔弥は、いるだけで女の子たちの注目の的になる。 何だかあたしが恥ずかしくなって、朔弥を引っ張ってお店をあとにした。