君プラトニック



「…毒?」




リュウくんが不安げに聞いた。


あたしは笑顔で言葉を返す。




「うん、毒だよ」

「食べたら俺…死んじゃう?」

「どうかな?」




チョコレートを指差して「とりあえず食べてみてよ」と言う。


リュウくんはためらいながらも1個を口に入れた。



そうそうリュウくん。

その毒入りのチョコレートを食べたらね?
あたしから離れられなくなることは間違いないの。



口に含んで数秒。
リュウくんが顔をしかめた。