「私の双子の姉を助けて欲しいの。彼女は今、力を使い果たして封印されてるの。お願い、助けて!!」

彼女は泣きそうな瞳をして僕に訴えた。
「うーん・・・よくわからないけど、とりあえず、頑張ってみるよ。」
僕が弱々しく微笑むと、彼女は本当に喜んだ。
「ありがとう!!こっちへ来て。案内するわ!!」

ニコニコ笑い、足取りも軽い彼女を見て、なんだか兄になった気分だった。