ベッドに腰を降ろし、暫く他愛もないことを話した後、 私と客は交わる。 私は適当に相手が嬉しがるような声を上げ 感じたようなフリをする。 それで済むなら 愛を求めないなら 私は何度だってそうする。 その行為がどれだけ虚しいことか、自分にとってどれ程憎むべき事かも知っている。 でも、 これだけは止められないの。 ドラッグみたいに。