「愛美ちゃん。 ご指名だよ」 「はい」 最近指名される率高くなってきてるのは、私が化ける能力を身に付けてきたからだろう。 化粧で女は変わるからね。 マジックミラールームを出ると、そこには小太りのおっさんがニタニタして私を待ち構えていた。 このいかにも性欲を満たすためにきたって感じの目、吐きたくなるけど、ここは私の稼ぎ所であって、そして何より家に居れない私の避難場所。 壊れるのを恐れて私は張り付いた笑顔でベッドルームへ行く。