そこに小学2・3年生くらいの女の子が立っていた。あ、ここは公園か・・・。私、人の目も気にしないで泣いてたんだ・・・。
「お姉ちゃん。かなしいの?」
「ううん。大丈夫だよ。悲しくなんかない・・・。」
「そう?でもみなみにはお姉ちゃんがとっても悲しそうにみえるよ?」
この子みなみっていうのかな?
「みなみちゃん?お姉ちゃんはね、悲しくて泣いてたんじゃないの。自分が嫌になってただけ・・・。」
「お姉ちゃんは自分の事嫌いなの・・・?」
「うん・・・。大嫌い。」
「あのね。ママから聞いたことあるの。自分の事が嫌いなのはね、本当は好きになりたいけどなれないだけなんだって。」
「好きになりたいけどなれない・・・。」

