バイバイ、大好きだったよ。







それを言われたら私は何も言い返せない・・・。準ってこんな人だったっけ?







私の知ってる準は、お姉ちゃんの事が大好きで普段はあんまり優しくないけど、頼りになって優しくしてほしい時はちゃんと優しく接してくれていた。






私はそんな準が大好きだ・・・。







だけど、今日はなんか違う・・・。目が変だ。いつもは優しい目をしてる。でも今日は、しんだような目で私を見てくる。・・・怖い。






「りな、そうだろ?お前は自分の姉ちゃんを裏切ったんだよ。」





「・・・っ!!」






準は私に抱きついてきた。そして耳元で・・・





「りな、好きだよ。」





そんなことを言われたら、いくら冷たい準でもうれしい。だって本当に好きだったんだから・・・。