私は準の姿が見えなくなるまで、その背中を見つめていた。 「りな?」 ビクッ!! 「あ、お姉ちゃんかぁ。びっくりしたー。」 「何よ"ビクッ"って。何か隠したい事でもあったの~?」 「そ、そんなんじゃないよ!!」 「ふ~ん?怪しいなぁ。風邪ひいちゃうから、早くお風呂入りなねー」 お姉ちゃんはそう言って笑いながら部屋に戻っていた。