優李は私の言うあの人のことを知っている。たぶん私と優李の間にヒミツは一つもないといえる。私は、そのくらい優李を信頼しているんだ。 ―――――――――――――――――――――― 「りーなーーー!!」 叫びながら優李が私に抱きついてきた。・・・朝から元気いいなー。 「良かった。本当に大丈夫なんだね?」 「何度もいってるじゃん!大丈夫だよ。」 「ねぇ、何があったの・・・?」 人の目を気にしてか、優李が小声で聞いてきた。 「ここじゃ話しにくから・・・。」