「うん、龍のお墓とお仏壇。まだ行ってないんだ。それと龍のお母さんに謝りにいってくる。」
「そっか・・・でも謝るってりなは・・・りなは悪くないじゃない。」
「うん、そうだけど。一番辛いのは龍のお母さんだから。たった1人の家族私が奪っちゃったんだ・・・。」
いつの間にか私は泣いていた。アレ以来泣いて何かいなかったのに・・・。自然と涙があふれてくる。
「りな・・・泣いていいよ。ずっと我慢してたんでしょ?」
「うん・・・うん。優李ぃ!!!」
私は優李に抱きつきながら、泣き崩れた。優李も一緒にないてくれた。
「大丈夫。りなは強いから。」
そういって優李は私の肩を強く抱いてくれた。
「・・・っりがと。ありがと」

