次の日。学校に行くと、皆の注目の的となった。 「りな、学校来たんだ。」 「龍くんの事どうなったのかな。」 「あの人って・・・ずっと学校に来てなかった人じゃない?」 周りからいろんな声が聞こえてくる。私の通っていた学校は小さいから、全校生徒の顔を知っていてもおかしくはない。 だか、新入生の中にはわからない人もいるらしい。 「りな!!」 後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえた。振り返らなくてもわかる。 「優李!!」