バイバイ、大好きだったよ。







リビングにいくと、そこにはお父さんの姿があった。・・・あぁ、今日は日曜日だから仕事が休みなのか。







1日中家の中にいたら曜日感覚がおかしくなるな・・・。







「話って?」






私が黙っていると、お母さんが先に口を開いた。







「うん、私学校やめて働く。いつまでもこんな生活続けらんないから。」







「そう・・・でも高校も卒業してない人を雇ってくれるところは少ないと思うわよ?」






「うん・・・でもなんとかしてみせる。ちゃんとした職につけなくてもバイト掛け持ちしたりするし。」






「そう。じゃあ明日学校に行ってきなさい。お父さん、いいわよね?」





お母さんがお父さんに確認をとった。







「あぁ、りなが決めたことだ。そのかわり中途半端なことだけはするなよ・・・。」







反対されたらどうしようかと心配したけど、その必要はなかったみたいだ。








・・・・よかった。私の親が・・・この2人で。