龍が事故にあってから、ちょうど7カ月になった。7か月たった今でも龍が目を覚ますことは無かった。
面会時間が終了し、私が家に帰ってお風呂に入ってるときだった。
プルルルルルと家の電話がなった。電話に出たのはお母さんだ。
私がお風呂に入って濡れた髪の毛を乾かして、リビングにお茶を飲みに行くと、お母さんがあわてた様子でいた。
「りなっ!!龍くんが、龍くんが危ないって!!今病院から電話があって、それで、それで・・・」
すごくあわてていたお母さんを見かねて、お父さんが車を出してくれた。すぐさま私は病院にむかった。

