私の意識がはっきりしてきて、ものごとをちゃんと考えられるようになった。 その時、鼻の先がツーンとして、私の目から1筋の涙がこぼれおちた。それは、止まる事を知らず、流れ続けた。 「龍・・・・。龍っ!!」 私は病室に駆け込んだ。