「・・・お前、またなんかあっただろ・・?」 耳元できこえるそいつの低い声 私はこの声が嫌いじゃなかった この腕の中も、嫌いじゃなかった それと同時に、怖かった 私を見透かしているようなそいつの存在が、怖かった。