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「・・いらっしゃい」






私はそれに答えずに勝手に中に入る





ここに入るのは、一体何回目だろうか






目の前にだされた紅茶を黙って飲む




言いたいことはたくさんあった




――私、風邪気味なんですけど?

――サッカー部勝ったみたいだね。あんたの活躍?


――紅茶いつもより苦くね?




はたしてこいつに伝わるのだろうか






「風邪、大丈夫か?」



黙ってうなずく



私の思ってることが通じてるのか通じてないのかこいつは話続ける




「そういえばさ!昨日試合勝ったんだぜ?」