「親友さまにその態度はなんだね」

「あいにくだが親友にはいつなった?」

「今」


相変わらず鷹田はうるさい。
鷹田朝子。明るいけど低血圧。


「また見てるじゃあん、山村のこと」

「幻覚」

「みてるって、ほら、柳瀬かわいそーよ」

「幻覚だってば」


柳瀬とは笑顔がオレンジの彼だ。
そして鷹田はおせっかいなところがある。


「おはよー鷹田さん!」

「相変わらず元気ねー柳瀬くん」


ガタン。

その音に2人は私を見る。


「ちょっと、どこ行くの?」

「トイレ!」


いちいち聞くな。