「はっきりしないね」
少しすねた口調になりながら、ジロリとこちらをにらんでいる
「僕と話したところで楽しくないだろ?」
「さてね」
僕の口調をまねて、勝ち誇った顔になっている。
(そういう性格は昔からわかってたけどもな)
「でもま、桜子ちゃんも彼氏の一人でも出来るかも」
「え?」
話題が突然すぎたのか、驚いた顔で止まっていた。
「だって、結構いけてると思うし、喋る方面でも中々ノリがいいと思うしね」
「そんな風に思ってたんだ。耕一に評価されるのはちょっと気に食わないけど、分かってるじゃん」
「夕子と同じくらいに長い付き合いだからな」
「お姉ちゃんと長い付き合いとか言いながら、なんで付き合わなかったの?」
「は?」
何がいいたいのか、意味がわからなかった。
話の趣旨も変わっている。
「お姉ちゃん好きだったんでしょ?」
「いきなり何言ってるの?」
どうしたのかと思いながら、桜子ちゃんのほうを見る。
「きっとそうだろうと思ってた」
「まだそうだって言ってないだろ。勝手に話を進めるな」
「でも、付き合わなかった。自分に自信がなかったの?」
「うるさい。桜子ちゃんには関係ない」
「関係あるよ。お姉ちゃんは肉親だもの」
「肉親だからといっても、個人だろ?そこまで踏み入るものじゃない」
「私とお姉ちゃんは繋がってるといってもいいの!!」
そして、少し溜め込んだかと思うと、きっとににらみ付ける。
「耕一がいくじなしだから、知らない人となんかと!」
何をそんなに意地になっているのか分からない。
僕と夕子が付き合ったら桜子ちゃんにとっての利益でもあるのだろうか。
「この話はもういいじゃない。今がまとまってるんだからそれでいい」
「やっぱり耕一は耕一だったね。お姉ちゃんもあの人のほうがよかったって思う」
僕よりも多くの知識を持ち合わせており、顔も上等、運動も出来る、性格もいいとこれば夕子も毎日がうれしい限りだ。
幼馴染だからとか、好きだからとか言う気持ちだけじゃ勝ち目はない。
少しすねた口調になりながら、ジロリとこちらをにらんでいる
「僕と話したところで楽しくないだろ?」
「さてね」
僕の口調をまねて、勝ち誇った顔になっている。
(そういう性格は昔からわかってたけどもな)
「でもま、桜子ちゃんも彼氏の一人でも出来るかも」
「え?」
話題が突然すぎたのか、驚いた顔で止まっていた。
「だって、結構いけてると思うし、喋る方面でも中々ノリがいいと思うしね」
「そんな風に思ってたんだ。耕一に評価されるのはちょっと気に食わないけど、分かってるじゃん」
「夕子と同じくらいに長い付き合いだからな」
「お姉ちゃんと長い付き合いとか言いながら、なんで付き合わなかったの?」
「は?」
何がいいたいのか、意味がわからなかった。
話の趣旨も変わっている。
「お姉ちゃん好きだったんでしょ?」
「いきなり何言ってるの?」
どうしたのかと思いながら、桜子ちゃんのほうを見る。
「きっとそうだろうと思ってた」
「まだそうだって言ってないだろ。勝手に話を進めるな」
「でも、付き合わなかった。自分に自信がなかったの?」
「うるさい。桜子ちゃんには関係ない」
「関係あるよ。お姉ちゃんは肉親だもの」
「肉親だからといっても、個人だろ?そこまで踏み入るものじゃない」
「私とお姉ちゃんは繋がってるといってもいいの!!」
そして、少し溜め込んだかと思うと、きっとににらみ付ける。
「耕一がいくじなしだから、知らない人となんかと!」
何をそんなに意地になっているのか分からない。
僕と夕子が付き合ったら桜子ちゃんにとっての利益でもあるのだろうか。
「この話はもういいじゃない。今がまとまってるんだからそれでいい」
「やっぱり耕一は耕一だったね。お姉ちゃんもあの人のほうがよかったって思う」
僕よりも多くの知識を持ち合わせており、顔も上等、運動も出来る、性格もいいとこれば夕子も毎日がうれしい限りだ。
幼馴染だからとか、好きだからとか言う気持ちだけじゃ勝ち目はない。

