空の竜〜リュウに選ばれし者たち〜

~エピローグ~




流れるように時間が過ぎて行った気がする。


わたしを残して、大ちゃん以外、みんな帰った。





転校をほのめかされたけど。


一人。

この家に残れることになったのは、おばあちゃんが言ってくれていたおかげでもあった。


その時間を教えてくれていた。

リュウのおかげでもあるのかも。






一段と静かになった家。


茶の間で、あったかいお茶を二人で飲む。




おばあちゃんの気配がなくて・・・・・・

涙が、勝手に出てきてしまう。





「泣くなや。純もみたやろ。あの二人。幸せそうやったやん。
 それに、また突然、あらわれるかもしれんで」




大ちゃんは、優しくわたしの頭をなでながら言った。