冷たい風がびゅっとふいた。 風がわたしの体を通り抜ける。 今、頬をなでられた気がした。 わたしは、おばあちゃんたちの方に振り向いた。 何かが、家に入ったような感じだった。 でも誰も、それに気がつかない。 気がついたのは、わたしと・・・・・・ 「純、あれ」 側にいてくれた大ちゃんだけだった。 「リュウ・・・・・・」 リュウがおばあちゃんの足元にフワフワと立っていた。 連れてかないで・・・・・・。 そう言いたかった。