空の竜〜リュウに選ばれし者たち〜

黙っていたわたしがやっと。


なにか聞こうとすると、おばあちゃんはゆっくりと立ち上がる。



台所に行って、食事の用意をしてくれた。





おばあちゃんのお味噌汁、焼き魚、まっくろなひじき。


おいしい、おばあちゃんの漬物。



小学生の時と・・・・・・。

あの時食べた味。

今も同じ。

あの時とちがうのは、やせ細っていくおばあちゃんの手。

肩・・・・・・。


全部、気付いてた。


全部、おばあちゃんも、知っていたんだ。


だから、なにもかも


準備してた。




それを受け入れられたのは、きっと。

リュウがくれた時間があったから。




わたしには大ちゃん。

大ちゃんがいたから・・・・・・。