「あ? お前が…なんかしたんか?!」
大ちゃんは、また思い出したみたいに、リュウの方にいきおいよく振り向いて言った。
けど、リュウは、冷静にたんたんと答える。
『今は、そんなんより、大事なことがあるんとちゃうのか?』
意地悪…。
わたしは、そう思った。
けど、大ちゃんは、その言葉がつきささったかのように
ぐっと、顔に力を入れて、わたしにゆっくりと向き直った。
「泣かせて…しもうたんやな…。俺、笑わせんの、好きやのに・・・・・・」
大ちゃんは、わたしの頬を服の袖で、そっと
そおっと、触れて・・・
ぬぐってくる。
そのまま
ぽかんと、するわたし…。
え?
泣いてる?
誰が?

