空の竜〜リュウに選ばれし者たち〜

ようやく、解放されたと思った。



大ちゃんが、息も吸うのも許さないくらい



唇を奪ったと思ったら・・・・・・




大ちゃんは、わたしの首にも歯まであててるのか


きつく


痛く、顔をうめてくる。





びくっと、身体が、こわばる。




大ちゃんの手が、いつの間にか



わたしの服の中に・・・・・・。





「大ち・・・大ちゃん・・・・・・!」





大声をあげて、言ったつもりだったのに



実際は、声はかすれるように、虚しく空に消えていく。




大ちゃんの手は、何かを探すみたいに、わたしの素肌を這いまわった。




背中にまわされて、強く


抱きしめられて、身体が浮いた。




押し・・・倒された・・・・・・?