「伊乃ちゃーん?どうしたの?」 何も知らない美月が心配そうに伊乃を見つめる 伊乃… 寂しそう 「ねぇ、伊乃。聞いてくれる?」 「え?あ…うん」 「私、お腹の中に赤ちゃんがいるのよ」 「赤ちゃん?」 頷く私 「沙依莉?」 話す内容が空気にちょっぴり合ってないから美月は不思議そう 「美月も聞いてくれる?」 「うん」 私はそのまま話し続けた