「そういえばさ、美月は?おめでたとか…?」 「私ー。ほしいけど…まだいいや。」 「馬鹿親になりそうだもんね」 部屋に響く二人の笑い声 『ぴんぽーん』 「伊乃だ!!早いな」 ドアを開けて『どぅぞ』 伊乃を迎える。 「リビングに行ってて」 「あ、うん。あと、これ」 手渡されるケーキの箱 「これスキなの。ありがと」 「いいえー」 「じゃ、リビング行こうか。」 「うんっ!!」