ー沙依莉saidー さっきから部屋に響くのは時計の音だけ こんな雰囲気で歩くんと二人ってあの時以来 「ねぇ…」 「ん?」 最初に口を開いたのは歩くん やっぱり、あの時と同じだ そう、私と歩くんが別れ話をした時と 「沙依莉ー。聞いてる?」 「…聞いてるよ。ただ...」 「ただ?」 「懐かしいなぁーって思っただけ!!だって、私達が別れ話したときもこんな感じだったしさぁ」 ふんわり微笑むと 歩くんも「そぉだね。」って笑ってくれた。