数馬が慌てて、私の足元のタオルを拾おうとしていた。


「あずみ早くタオルで隠せ。」


「ううん 。」



恥ずかしいと言うか?もう全部見られた訳だし、



今さら隠せと言われてもね。なんて思ってたら、



「もう美香来てるし。」



へっ。まだ10時じゃないし何で?



そんな事思ってるうちに部屋のドアが開いた。



数馬が裸のままの私を抱き締めた。



声も出ないわたし。



その代わりに美香が、「キャー。」って叫んだ。