数馬の家に来て一週間がたった。



私の部屋は豪華なワンルームマンションみたい。



20畳以上ある部屋に、バスもトイレもついている。



ベットはダブルだし、備えつけられた家具の中には、フランド物の服やバックが入っている。



持って来た服は掛けるとこもなく、バックに入ったまま。



数馬は部屋に有るものは全て私用だから、



使っていいと言うが、貧乏性で使えない。



そんな私を見て数馬は、あずみらしいな。と笑う。



だって今の私には似合わないでしょ。



数馬との車での通学にもすっかり慣れた。



美香に数馬と同居する話をしたら、



かなり驚いていた。



「数馬君と同棲なんて!」



美香何か勘違いをしてるよ。



「美香同棲でなくて、同居だから分かる?」



「分かる訳ないでしょ。同棲も同居も一緒だよね。


つまりそのやることは一緒の訳だからさ。」



美香何勘違いしてるの。



私は延々と数馬の家にどうしているかを話した。