自分でも何を言いたいのか分かっていない私。



だって本当に数馬を好きでとか、



数馬の気持ちに答えたいとかで、付き合ってる訳でないから。



私としても言い辛いんだよね。



本当の事が言えないもどかしさ。



たけど、数馬を嫌いじゃないような気がして、



自分でもよく分からない気持ちなんだよね。



「俺、あずみの事一年の時からずっと好きで、


三年になり同じクラスでマジ嬉しくてさ。」



何この転回。



私告られてる訳?



マジやばい。逃げたい!



「なのにあんな奴と付き合うなんて! あずみなんでだよ。」



はぁ困る。誰か教室に入って来て、この重い空気なんとかして。



優斗が近づいて来た。



助けて数馬!



「そこまでだな。優斗君俺のあずみに触れるなよ!」