「高来君私に話しって?」


「優斗でいいよあずみ。」



「じゃ。優斗と話しって数馬の事?」



「本当にあいつと付き合ってるのか?」



うーんどうしょう?付き合ってるというか、期限付きなんだよね。



なんて言えない。



ここはやっぱ付き合ってると言うしかないだろう。



私は思い切って言った。



「数馬と付き合う事にしたんだ。」



「何故?」



何故って何?付き合うのにやっぱ意味がいるの?



「だから何故、佐伯君なんかと付き合う訳?」



今いち優斗の言う意味が呑み込めない。



「だからあんな男でいいの? あいつ女にだらしなくて、最低な奴だよ。」



分かっているような?分かってないような。



だって数馬の事よく知らないし、



たけど数馬は変わろうとしてるんだよね。



「私数馬の過去知らないし、知らなくていいんだ。


数馬ね。この二年で自分を変えたいって頑張ったみたい。


だからさ。気長にそんな様子みてあげてもいいかな?

なんて思ったりしてるんだ。」