教室に入っても数馬は隣にいるし、


クラスのみんなは、私たちが付き合っていると思ってる。



親友の美香だって、数馬の言う事本気にした。



今さら言い訳するのも面倒くさい。



どうなるの?私の楽しいはずの高校生活。



その時担任が入って来た。


配られたプリントを、私の前に座っている高来優斗が渡す時、「本当に佐伯君と付き合ってるの?」と聞いた。



私は驚いてしまい、返事が出来ない。



すると隣にいる数馬が、「そうだけど。」



優斗とは、「俺はあずみさんに聞いてるんだけど。」


数馬は優斗を軽く睨みながら、


「おまえ何を言いたい訳?」


優斗は苦笑いを浮かべながら、


「佐伯君みたいな遊び人、あずみさんには似合わない。」



数馬が立ち上がり、優斗の胸ぐらを掴む。



私は慌て止めた。



「数馬止めて!私暴力奮う人大嫌いだからね。」



数馬が優斗とから手を離した。


数馬が、「ごめん。」と謝った。